法人広報紙「太陽」

平成15年度バックナンバー

第20号(平成16年3月25日発行)

実習生を育む 〜医療・福祉の実習施設としての役割〜

 太陽の園及びサンヴィレッジでは、毎年、県内外の看護師養成校及び介護職養成校等から実習生の受け入れを行っています。
 養成校では、この現場実習を授業カリキュラムの必須科目として位置づけており、施設は実践学習に大きな役割を果たしています。
 実習生の受け入れにあたっては、実習指導担当の職員を決めて、教科書では学べないさまざまな看護や介護の仕方が、実体験を通して身につけられるよう教えています。
 実習の際に、最も大切なことは、実習中に介護事故等が起こらないよう注意しなければならないことです。
 特に、太陽の園においては、重症心身障害児者に接したことのない実習生がほとんどであることから、実習に入る前に時間を掛け、注意点等をしっかり学んでもらいます。
 また、実践に取り組むときは、指導マニュアルに基づき基本的なことを習得できるよう、緊張感を解きながら繰り返し指導に当たっています。
 実習生にとって、この実習は、卒業時それぞれの資格を取るうえで欠くことのできない貴重な時間となっています。

●実習を受けた方の感想の一部をご紹介します。

「重症心身障害児施設に初めて実習にきました。最初はとまどいましたが、園児たちに声をかけたとき笑顔が返ってくると、とても嬉しかったです。」
「最初は、難しいと思ったことが段々接していると、ゆっくりだが自分の気持ちが相手に伝わるのが分かりました。」
「常に笑顔で接することの大切さを痛感しました。自分が暗い表情でいると園児に心の負担をかけてしまうと感じたからです。」

「サンヴィレッジへ実習にきて、お年寄りと接していると心が安らぎ、段々私自身を必要としてくれたり、頼りにしてくれているのが伝わって来て嬉しくなりました。」
「利用者一人ひとりのお話を聞かせていただき勉強になりました。握手など触れ合うことでスキンシップの大切さを感じました。」
「利用者の皆さんが笑顔で明るく、実習が楽しくできました。」
「日曜日以外は毎日お風呂があるので、ゆっくり入れてケアが行き届いていると思います。職員さんが若く優しいのと施設が広いのが印象的でした。」






















太陽の園で交流会 〜市田小5・6年生の皆さんと〜

 2月11日に市田小学校5・6年生の皆さんが太陽の園に本年度3回目の訪問をしてくださいました。初回は緊張感もありましたが、今回は顔なじみになった親近感からにこやかな顔で積極的に入所児者と一緒にゲームやリズム遊びなどをして楽しい一時を過ごしました。「頑張れ」「もう少し」など声援を送る姿は、なんともほほえましく和やかな交流会となりました。皆さん今度は友達として遊びに来てくださいね。みんな待ってます。

車椅子ダンス

 昨年九月より、車椅子ダンスに取り組み始めました。主に、音と動きによる感覚刺激に重点をおいたもので、日頃行っている言葉遊びや曲に合わせての歌と踊りとはひと味違ったレクリエーションです。始めは嫌がっていた様子もみられましたが、徐々に慣れてきたのか、今では実施場所に移動するときから参加者は嬉しそうな表情がみられるようになりました。目を輝かせたり、声を出したりして、ダンスを楽しんでいるように感じられます。
 これからも、入所児者の方と共に車椅子ダンスを通して楽しい時間を過ごしていこうと思います。

太陽の園で療育研究会開催

 2月5日、埼玉県内の重症心身障害児施設4施設による第6回療育研究会が開催されました。重度の障害を持つ方々が健康で快適な生活を送れるよう支援するための研究発表で、各施設からの大勢の参加者が、発表者7名の演題に真剣な表情で聞き入っていました。
 太陽の園からは、療育プログラムに取り入れた「車椅子ダンス」をビデオで紹介しました。入所児者の楽しそうな表情に「車椅子ダンス」の効果に期待の声が上がりました。また、食べることの困難な方への「摂食指導」についての言語聴覚士の取り組みは、大変参考になったと大好評でした。
 他施設からは、最近クローズアップされている「アロマセラピーや音楽、光を組み合わせ癒しを目的とした環境作り(スヌーズレン)についての工夫」、「職員の研修をいかに効率的に実施するか」、また、「気管切開をしたり人工呼吸器を必要とするような超重症児の在宅支援についての報告」等、日頃の様々な取り組みが発表されました。
 最後に埼玉県立嵐山郷の松本施設長から講評が行われ、各施設の意欲的な取り組みに対してコメントと称賛、そして今後の取り組みに対する期待が述べられました。
 療育研究会に先立ち、太陽の園に勤務している東邦大学医学部小児科教授の諸岡先生による「てんかんをめぐって」と題した特別講演が行われました。てんかんは重症心身障害児者に多くみられ、療育に携わる職員にとって、てんかんの知識は欠かせません。1時間余りにわたる公園には全員が真剣に聞き入っていました。
 療育研究会終了後、親睦会が開催され、出席者はお互いに研究会の緊張と疲れを癒し、交流を深めると同時に、今後の健闘を誓い合いました。





懐かしの音で懐かしの曲を
 〜蓄音機とSP盤レコードで〜

 大里町在住の吉田栄さんにより、デイサービスセンターでは11月から1月まで3回にわたり、今では貴重となった蓄音機とSP盤のレコードを使って大正から昭和にかけての歌謡曲を聴かせていただきました。
 曲目は、春日八郎「赤いランプの終列車」、三橋美智也「哀愁列車」、笠置シズ子「東京ブギウギ」、東海林太郎「赤城の子守歌」、菅原都々子「月がとっても青いから」、藤山一郎「東京ラプソディ」、美空ひばり「港町十三番地」など往年の歌謡スターのオンパレードでした。センター利用者の方は若かった頃の歌を聴いて思わず一緒に口ずさんだり、終わるたびに拍手をして大喜びで「懐かしい重いに浸ったひとときを過ごせた」と大変好評でした。

第19号(平成15年12月25日発行)

(太陽の園)紅葉狩りバスドライブ 〜秩父・長瀞町〜

 11月15日に紅葉狩りバスドライブに行ってきました。
 園を出発するときには、ドライブを心待ちにしていたのか笑顔の入所児者の方や、不安そうな表情のある方も見受けられましたが、目的地の長瀞に着く頃には皆笑顔になっていました。
 昼食場所の白鳥荘は荒川に近く、対岸がとても景色のきれいなところにあり、休憩した部屋からも荒川や山並みを眺められ、楽しい昼食になりました。
 昼食後は、外を散歩するなどしてゆっくりと自然を楽しみながら過ごせました。白鳥荘周辺の木々の葉はほんのり赤く色づく程度で、紅葉には少し早かったようです。坂を登ってみると荒川でカヌーをしている人が見えるなど、普段なかなか見ることのできない風景が見られ、興味深そうに見ている入所児者もいました。
 帰る時間になり、バスに乗ると皆名残惜しそうでした。
 季節の変わり目を十分に肌で感じながら、楽しい小旅行を満喫することのできた一日でした。



保育園児来園 〜サンヴィレッジ〜

 10月23日、大里町立第一保育所の年長組、16名が来園されました。
 歌やミュージックベル演奏、遊戯や玉入れ、手遊びなどでお年寄りを楽しませてくれました。
 最初に5曲もの歌を一人一人が大きな声で一生懸命歌ってくれました。耳の遠い方にもしっかり届いたようで、皆さん笑顔で聞き入っていました。
 玉入れでは、お年寄りも一緒になって夢中で玉を投げ入れました。
 最後は、手作りのプレゼントを直接首にかけて頂き、お年寄りの中には、待ちきれず手招きをして催促する方までいらっしゃったほどです。
 第一保育所の年長組の皆さん、楽しい時間をありがとうございました。

地域交流

 11月19日、20日、大里中学校1年生9名の生徒さんが職場体験学習にこられました

初めての職場体験
  鈴木貴博

 ぼくが、サンヴィレッジに来て初めて職場体験をする時は、すごく緊張していました。
 1日目は、施設内を見学しました。中は、けっこう広くいくつかの部屋に分かれていました。1日目は見学だけでしたので、2日目が楽しみになってきました。
 2日目は、1階と2階のそうじから始まりました。
 窓そうじをしているとき「きれいになったね」と、お年寄りの方が声をかけてくれました。僕たちも窓そうじをやっていてよかったと思いました。午後はデイサービスに来ている方と遊んだり、手助けをしてあげました。とてもうれしそうでした。
 ぼくは、この職場体験で、ここで働く人たちはお年寄りの方の生活の手助けをするとても大切な仕事だと感じました。

太陽の園に行って
  寺崎来夢

 私たちは、11月19日、20日と太陽の園の仕事を体験させていただきました。
 19日には太陽の園の見学や説明をしてもらいました。太陽の園は、どうして北、東、西のの部屋に分かれているかなどを教えてもらいました。今年の8月に、体の不自由な人のために作ったお風呂などのことも教えてもらいました。
 20日は、実際に仕事をやらせてもらいました。始めに5人の流れ作業でマット洗いをしました。約30枚あるマットを1枚1枚、ブラシでこすっていきました。マット洗いが終わってから、車いすの空気入れをしました。車いすの空気は少ないとガタガタして危ないのでしっかりと機械で入れました、一番心に残ったことは、おやつの介助です。「食べてくれるかなあ」と、とても心配でした。でも、全部食べてくれたのでよかったです。初めての職場体験はとても心に残りました。

ふれあいゲートボール大会

 10月25日、昨年度天候不順で中止となった、念願のゲートボール大会が開催されました。
 大里町老人クラブ8チームが、理事長杯の争奪戦に熱い戦いを繰り広げました。
 第5老人クラブの皆様、優勝おめでとうございます。

優しい笑顔でボランティア

敬老会

 9月14日、青空たのしさんの漫談や職員の演芸に笑い声あふれる会となりました。


レクスポ大会

 10月12日、レクリエーションスポーツ大会が行われ、皆さん大興奮されました。


文化祭


 11月9日、音楽・手芸・図工・フラワー・書道・朗読、各クラブのメンバーが日頃の成果を発表しました。


カラオケ大会

 12月6日、毎年恒例のデイサービスセンター主催、カラオケ大会が行われました。大里町老人クラブの方など29組が参加されました。

ふれあいツアーコンサート
 〜ボニージャックス、岡崎裕美さん来園〜

 11月7日、コーラスグループのボニージャックスとNHKうたのお姉さんの岡崎裕美さんによる「第15回TEPCOふれあいコンサート」が太陽の園プレイルームで開催されました。
 童謡、ポップスを中心に美しい歌声のハーモニーを聞かせてくれたボニージャックス、楽しい童謡の数々を聞かせてくれた岡崎裕美さん。太陽の園入所児者、サンヴィレッジ入所者、太陽の園通園利用者など多数の方々が集まり、コンサートが始まると歌に引き込まれリズムに体を合わせたり、一緒に口ずさんだりと、楽しい一時を過ごしました。
 コンサート終了後に開かれた出演者との交流会では、太陽の園入所児者の家族の方々から「いつもあまり歌や催し物に関心を示さないうちの子が、今日に限ってずっと聞き入っていました。」「今後もこのような機会があったらお願いしたいです。」などの感謝の声が聞かれました。
 このような楽しい催しを企画してくださいました東京電力の皆様、出演者の皆様、運営スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

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展望レストラン “清風亭” オープン

 紅葉真っ盛りの美しい景色を見ながら昼食を楽しんで頂こうと給食センターでは、管理棟3階ホールに展望レストラン“清風亭”をオープンいたしました。目の前には和田吉野川、遠くに富士山と自然豊かな景観を眺望でき、BGM(音楽)が流れる中、献立にも様々な工夫を凝らした食事は、大変好評でした。
 初めての試みとして、サンヴィレッジの入所者の方を対象に5日間開店いたしました。今後、デイサービスを利用されている方々や太陽の園の入所児者にも“清風亭”で食事を楽しんで頂こうと考えております。



職員親睦バレーボール大会

 11月29日、大里町体育館において埼玉県内重症心身障害児施設(毛呂病院光の家、埼玉県立嵐山郷、中川の郷、太陽の園)対抗の職員親睦バレーボール大会が行われました。4施設5チームが参加し、和気あいあいの中にも緊迫した試合となり、日頃の練習成果を出し合い、さらに親交を深めました。

第18号(平成15年9月25日発行)

太陽の園増改築工事竣工

 長く続いた梅雨も明け、急に夏らしい暑さとまぶしいほどの太陽の光が戻り始めた8月4日、約6ヶ月にわたる太陽の園の増改築工事はほぼ完了し、おごそかに竣工祭がとり行われました。
 思えば北風の吹く2月13日の起工式以来、病棟周辺には足場が組まれ、テントが張られ、病棟内部は常に薄暗くなり、改修工事の祭には激しい騒音や埃に悩まされました。
 さらに、仮設トイレ、仮設看護ステーションの移動も余儀なくされ生活空間も次第に狭められていきました。予想された事態とはいえ、現実には対応にとても苦労しました。現場職員は、騒音や環境の変化にともなう入所者へのストレスの軽減に努めることを第一とし、心のケアーに配慮した処遇を心がけました。体調を崩すことも少なく、また大きな混乱・支障もなく工期を終えることができました。
 新しく生まれかわった太陽の園の特徴は、先ず広い空間と明るさです。オレンジ色に化粧された外壁は周囲の緑の木立に調和し、病棟内にも明るく反射して、入所者や職員の気持ちをなごませてくれます。衣装ダンスの備わったやすらぎのある居室、車椅子でも利用しやすい食堂、障害者にやさしいトイレ、広くなった多目的室など全体に余裕が感じられます。管理システムは、中央に集中化されとても効率的で使いやすく、そのうえ広い病棟内の安全確保には、大変機能的で安心です。
 従来は大変苦労した入浴ですが、明るく広々とした浴室で、ゆったりと入浴できるようになり、温泉気分で楽しめると大好評。さらにモダンな特殊機械浴装置も備えられ、職員の入浴介助も著しく改善されました。
 時代の流れとともに、施設の役割も増え、在宅支援事業などにも力を入れる必要から「短期入所」「通園事業」「相談事業」のための部屋や保護者の方々が宿泊できるゲストルームも新設しました。
 太陽の園設立以来14年間住み慣れた建物と増改築された各居室などがうまく調和し、相まって、それぞれの持つ機能が充分に発揮され効率よく使われると同時によりよいサービスが提供できるよう全職員、意欲を持ってより一層努力していきたいと思っております。

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納涼花火大会

 8月24日(日)、恒例の『納涼花火大会』が開催されました。今年は“お祭りらしいお祭り”にしようと、これまでとは大きく趣向を変え、オープニングは例年より2時間早く日差しの残る4時から職員によるバンド演奏で始まりました。活気あるスタートとなり、一気にお祭り気分で盛り上がりました。さらにゲームコーナーを充実させ、射的、輪投げを増やすなどしたことにより地域の子どもたちと入所者との交流も大いに図られました。
 大里町社会福祉協議会のご協力により多数のボランティアの方々や、またご家族の皆様のお手伝いもあり、入所者の皆さんも売店での買い物をしたり、ゆっくりと余韻を楽しむことが出来ました。
 かき氷を食べ、たこ焼きなどを頬張る顔からは満面の笑みがこぼれていました。
 深谷寿太鼓の皆様による珍しい南京玉すだれなどの演技、大里町沖縄舞踊愛好会の皆様・ジュニアの部の皆様による沖縄舞踊も華を添えて下さいました。また、地元美津葉会の皆様の浴衣姿による盆踊りは、納涼祭には欠くことができません。入所者の皆さんの楽しみとなっています。毎年のご参加に深く感謝いたします。
 祭りの最後を締めくくるのは、何といっても打ち上げ花火です。夜空に広がる大輪の花と同時に花火を心待ちにし見守る大勢の皆さんから歓声が沸き上がり、今年の納涼祭を満喫していただいたように感じられました。
 例年以上に充実させた屋台、初めて行った大抽選会やぬいぐるみ「パンダ」による風船サービスなど、お祭りを大いに楽しんでいただけたかと思います。
 参加された皆様ご協力ありがとうございました。

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自彊術“リハビリ” 〜デイサービスセンターサンヴィレッジ〜

 デイサービスでは、自彊術(じきょうじゅつ)を応用したリハビリのための体操を行っています。
 自彊術とは、中国の気功の流れを汲む体操です。肩こり・腰痛から便秘の解消など健康管理に適した体操といわれています。
 デイサービスの利用者の方々からは、「腕が挙がるようになった」「胸のつかえが小さくなった」と大変好評です。大半が座った状態で行うため、麻痺のある方や立っているのが辛い方でも、気軽に行うことができます。そのため、デイサービスをご利用にならない日でもご自宅で続けている方もいらっしゃいます。
 体操は長く続けることが大切です。デイサービスをきっかけに、皆さんも楽しく気軽に健康づくりを行ってみませんか?

除草ボランティア〜大里町老人クラブ〜

 7月26日(土)、早朝より大里町老人クラブ役員の皆さんによる除草作業が行われました。
 若者にもまけないパワーで太陽の園訓練公園が見る間に綺麗になりました。大変ありがとうございました。

第17号(平成15年6月25日発行)

楽しさいっぱい デイサービスセンター

 今回は、デイサービスセンターの日々の様子と新たなリハビリ体操の試みをご紹介します。
 毎朝8時50分に施設を出発し、常に安全運転に心掛けてご利用者の方々を玄関先までお迎えに伺います。
 車中でのご利用者の皆さんと職員による賑やかな会話や歌から一日が始まります。
 施設に到着後、午前中は体を使ったゲームを中心に行っています。できるだけ多くの方が参加できるよう、看護師も付き添い健康状態見守っています。
 ゲーム用具は、ほとんど職員が工夫を凝らし製作したものであるためか、既製品では味わえない不思議な面白さがあります。さらに、新たなゲーム用具を考案中ですのでご期待下さい。
 午前中のゲームが終了しますと昼食です。食事は当施設の給食センターから配膳します。常に和やかな雰囲気の中で美味しく食べて頂けるよう、味付けなどに心掛けています。
 午後は、入浴や創作活動、そしてカラオケなどを楽しみながら過ごします。これからの季節、入浴は露天風呂で最高の気分を味わうことができます。また、創作活動に熱中したりカラオケに自慢のノドを披露したりと、生き生きとした様子がうかがえます。帰りの車の中では、一日の出来事で会話もはずみ朝とは違う笑顔が見られ、賑やかなうちにご自宅へ到着となります。
 ここで、今後新たに取り入れるリハビリ体操をご紹介します。
 このリハビリ体操は、自彊術(じきょうじゅつ:呼吸法を取り入れた準備体操のようなもの)を応用した体操を行い、リハビリの効果を高めるものです。ご期待下さい。
 今後さらに、ご利用者やご家族の方々にやさしさと心のこもった福祉サービスを提供してまいります。


ゲームの様子

歯は生涯の大切な友

 6月4日は“歯を大切にしよう”という「ムシ歯予防デー」です。
 ある計算では人生を80年とすると、生涯の食事時間は合計7年にもなるそうです。この長い食事時間を楽しく過ごすためには歯の健康が欠かせません。
 子どもの虫歯予防から始まって、歯周病の防止、入れ歯の手入れまで人の一生は歯のケアーの連続です。
 このようなわけで、太陽の園でもサンヴィレッジでも、入所児者の歯の健康保持には十分気をつけています。
 太陽の園では、食後のハミガキを励行しています。自分では上手くできない入所児者には保育士や看護師が手伝って・・・・。そしてなんといっても強い味方は歯科医の刈部先生です。中には嫌がる入所児者もいますが、優しくてていねいに治療してくれます。
 サンヴィレッジでも、歯科衛生士の西先生による『歯の教室』という面白く役立つお話しをしていただいています。この教室では歯のことばかりではなく、話すこと、食べることといった口腔全体の機能向上まで学ぶことができます。口を動かし、声を出すのは脳の活性化にもなるのだそうです。人形を使った舌の運動の実演などはなかなかユニークで面白く、皆さん引き込まれ熱心に聞いていました。
 「ムシ歯予防デー」を機会にもう一度歯や口に関心を寄せてはいかがでしょう。

歯科検診


歯の教室

食べやすい調理方法の工夫 〜給食センター〜

 太陽の園及びサンヴィレッジの入所児者の皆さんに、美味しい食事を提供することが給食センターの最も重要な役割であり、常に職員一同このことを心掛けて調理しています。しかし、障害児者及び高齢者の方々には、普通の調理方法では食事の出来ない方もおります。給食センターでは、そのような方へ、調理方法に工夫を凝らして、美味しく食べやすくするように努めています。今回はその調理方法についてご紹介します。
 嚥下困難(口の中の食べ物を上手に咀しゃくし飲み下すことが出来ない)の方には、素材を小さく刻んで、柔らかくなるまで煮込んだり、飲み込みやすくするために、くず粉や片栗粉でとろみをつけたりします。
 また、『再形成食』(ミキサー食)という調理方法も行っています。ミキサーで液状にした食品をもとの姿に再現するため、魚の形をした型などに入れて固め、見た目も美味しそうにするなど工夫しています。さらに、調理方法の研究を重ね豊かな食事となるように努めたいと思います。
 調理方法の工夫のほか、食事を美味しく食べていただくためには、雰囲気づくりも大切であることから、給食センター職員のユニフォームを純白なコック服装に一新しました。食事がひと味違ってきたと好評をいただいております。今後も、日々愛情を込めた食事作りに努めていきたいと職員一同はりきっております。

親子で紙すきに挑戦〜太陽の園通園から〜

 通園では、利用者及び保護者同士の皆さんとの交流を深めたり、日頃の心配ごとや不安など気軽に話し合える機会として、遠足を企画しました。
 今回は、小川町の伝統工芸会館に行って来ました。

清風会本部
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